MSW Magic Sea Weed マジックシーウィード
波情報サイトには大きく分けて3種類あります。
①海上のブイや気象衛星の情報をサーファー向けにまとめたもの
②サーフポイントの様子をカメラで撮影したもの
③人が実際に波を見て文章で表現したもの
②③は現在の状況を知るのに向いているのに対して①は1週間先の波や風を予想する場合とても役に立ちます。
MSWは①に該当する波情報サービスです。
PC版とスマホのアプリ版両方あります。
有料版もありますが、無料版でも十分な情報を得られます。
今回はPC版を利用しながら使い方を紹介しますね。
Contents
日本近海の様子をチャートで確認する
チャートとは?
このサイト内でのチャートは地図を色分けして海上、気象情報を表示したものです。
↓ホーム画面の上段には、各サービスの名前がありますが日本近海の様子をざっくり確認するために「チャート」を見ていきます。
「チャート」をクリック
↓世界の海のチャートが表示されます。
↓日本の近海の情報を見るにはページの下にある「Southern Japnan」をクリック
チャート機能の使い方
赤線で囲まれた部分で「うねりの高さ」「風」「波の周期」「気圧」「SST水温」を切り替えることができます。
下の画像では「うねりチャート」を表示しています。
濃い青色〜黄色〜濃い赤 のように赤くなるほど各数値が高いことを表しています。
また、→の向きでうねりの向きを表しています。
風チャート
まず、いい波が来るか予想を立てるために日本近海の海上で強い風が吹いていないか確認します。
また、実際にサーフィンするポイントがオフショアになるかを確認します。
例えば、冬の日本海側のポイントでサーフィンする際は、北寄りの強い風によって発生する波を予想します。
その後、波が残ってオンショアが弱くなりサーフィンしやすい僅かな時間を狙って海に行くようにします。
周期チャート
波の周期の長さを表したチャートは「いい波」を探す際にとても有効です。
一般的に波の周期が長いほうがいい波になりやすいです。
近海で発生した波は「かぜなみ」と言われ、まとまりがなく乗りにくい波です。
経験上周期が10秒程度から波乗りしやすく、14秒以上になるとかなりいい波と感じることが多いです。
「いい波」とは主観的な表現ですが、波の質を予想するための客観的な指標になります。

気圧配置図
気圧配置図は気象庁やその他の気象サイトのものが見やすいので、ここではあまり使っていません。
温度チャート
海面付近の海水温度を表したチャートです。
サーフトリップに行く際などウェットの選択に迷うときなど参考にされてはいかがでしょうか?
時系列
各チャートを7日間先まで時系列で表示してくれます。
サーフスポットを細かくチェック
国内の主要なポイントの波情報
検索機能で「アジア」「日本」「県名」「ポイント名」を調べると登録されているポイントの情報が得られます。
意外なポイントが登録されていて見てみるだけでも楽しいですよ。
地理条件の確認
風の向き、うねりの向きをポイントの地図に重ねて表示。
そのポイントに対してどの方向からうねり来て、風が吹くのかイメージしやすい。
波情報の概要
波の高さ
風の強さと向き
「プライマリースウェル」主となるうねりの波の高さ、周期、向き。
「セカンダリースウェル」(あまり気にしたことはないです。)
潮の満ち干き、日の出日の入りの時間
潮の満ち干きは波に大きく影響しますので、予め確認してから海に行くようにしましょう。
1週間分の情報を文字情報にしたもの
波の高さ、総合評価の☆、風の向き、強さ、天候が表示されています。
1週間分の情報をグラフにしたもの
波の高さのグラフ、風向き、風の強さを細かく表示しています。
まとめ
波予報は必ず当たるものではありませんが、最近の技術の発達によりかなり信憑性の高いデータを得られるようになってきました。
よく通うポイントでいい波に乗れた時は、その日のうねりの向きや、周期、潮の満ち干きなどを確認しておきましよう。
後日、同様の条件が揃えばまたいい波になる可能性が高いです。
日頃から波情報を確認しながら、実際の波を見て目合わせをしておくと精度の高い波予想ができるようになります。