Photoshopの勉強をしていると、参考にしているプロの多くがペンタブレットを使用していることに気がつきました。作業の効率化を図る目的で、ブラシのサイズ変更や拡大縮小の機能を割り当てるボタンが付いているハイスペックなペンタブレットが欲しくなり購入してみました。
購入したのはこれ XP PEN Deco Pro SW
使用環境
M1 Macbook air /MacOS Monterey 12.3.1
Photoshop 2022
Davinci resolve
使いやすいところ
ダイヤルとファンクションボタンの設定が自由にできるのは便利。
Photoshopを使っていてブラシのサイズ変更や消しゴムへの切り替えがスムーズにできるので絵を描く作業がすごく楽しくなります。慣れてきたら本物のペンと紙で描くより簡単でストレスフリー。
筆圧検知も良好で、繊細な線や強く太い線を描くのも簡単。
作業領域をタブレットの全体で行うできるのは当然ですが、任意の領域を指定して作業することができるのであまり手をたくさん動かさないで作業することも可能。
アプリケーションごとにボタンのカスタマイズができる。
残念なところ部分
Bluetoothの接続が不安定
おそらく使用しているM1 Macbook airとの相性の問題なんですが、使用していると急にファンクションキーやホイールの操作が出来なくなります。サポートにも説明して、何度も改善のためにドライバのアンインストールとインストールを繰り返したんですが、この症状は改善していません。今のところは本体裏側の電源スイッチのオンオフで再起動して対応していますがあまりに頻繁に起こるため、イライラしてしまうのでほとんど使用しなくなってしまったのが実際のところです。
おすすめできるか
上記の接続の不安定さの原因がわからないのでお勧めできない。
M1 Macに対応したソフトウェアのアップデートされたら安心して使えるようになるのか、何度かドライバを入れ直したことによる僕の環境のみで起こる不具合なのか原因がわからないので、正直おすすめできない状態です。
サポートの体制
メールには対応してくれるが、何度説明してもアプリをアンインストールして再度やり直してくださいというのみで解決することはなかった。
最終的には、リモートでこちらのPCを操作して設定を確認したいとの申し出があったけど、平日の昼間しか対応していないというので結局購入して2ヶ月経ちましたがいまだに改善できていません。
買ってよかったのか?
購入時には、たくさんイラストを描いたりPhotoshopや動画編集ソフトを使用するときに使うと思っていたのに、接続の不安定さがストレスになりPhotoshopの勉強もやめてしまいました。(また再開するはずですが)
繊細な線を書いたり、細かい作業をする、頻繁に拡大縮小をしたり回転したりクリエイティブな作業をする方にとっては必須のツールだと思います。接続の安定するようになったらまた使いたいと思ってはいるんですけど、、、
ほんとは、作業スピードが向上してもっと学ぶペースが上がると期待していたんだけど逆のことが起こってます。
もしかしたら、新しいガジェットを買って満足してしまったパターンかもしれませんけれどもね。
結論
ペンタブレット自体が僕にとっては、あまり必要なツールではなかったということです。
ただ、動画編集の際にダイヤルでタイムラインの拡大縮小ができるのは、かなり便利なのでダイヤルがついた左手デバイスがあればいいなと思ってます。
最近気になる製品
Tour Box Elite
左手デバイスとして以前から販売されていたTour BoxがBluetooth対応になりました。
基本性能は、これまでと同様ですボタンが形に特徴があり、手元を見なくても操作がしやすいというところが使いやすいと評判のツールです。各ボタンへの機能の割当も簡単で僕の用途に合っている気がします。
ただ、Tour Box(無印)が Tour Box neoになってType-c対応、ダイヤルの押し込みが可能になってのに比べて、今回はEliteの改良点がBluetooth対応、振動フィードバック、ソフトウェアの日本語対応など大したバージョンアップになってないので、Neo2くらいの感じですね。
これに3万円出すのはきついなって正直思うので、僕的には中古に出回ってくるNeo(大体2万円くらい)がちょうどいい感じです。
Tour Box Eliteは、現在クラウドファウンディングで割引販売中
2022年4月現在では、2万3000円から2万7000円程度で購入可能なようです。