特に朝の静かな時間にお湯を沸かして、ゆっくりコーヒーを飲む時間が大好きです。
今回紹介するアルコールストーブは静かでゆっくりとした時間を過ごしたい人にオススメの道具です。
アルコールストーブの良いところ、使用する際に気をつけるポイントをご紹介します。
Contents
アルコールストーブってなに?
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ストーブと言っても暖房器具ではなくてお湯を沸かしたり、調理に使う器具です。
金属製の容器に燃料用のアルコールを入れて、火をつけて使います。
代表的な2つのアルコールストーブを紹介します。
トランギア アルコールバーナー
見た目が同じコピー商品がたくさんありますが、作りはほとんど同じでサイズも同じです。
他のコピー商品は中国製だと思いますが、このトランギアは現在でもスウェーデンで製造されています。
本体は真鍮性で消火と火力調整の蓋がついています。
燃焼中に蓋をかぶせて消火出来ます。
同じ蓋をずらしてかぶせることで弱火にすることも出来ます。
エバニュー チタン製アルコールストーブ
チタン製なのでメチャメチャ軽い 34g
上で紹介したトランギアは真鍮製で2種類の蓋が付属しているので重さが110gあります。
エバニューのチタンアルコールストーブはわずか34g
実際に持ってみるとかなり違います。
少しでも荷物を軽くしたい方はこの重量の差が気になるかもしれません。
火力調整の蓋はない
ある意味潔い仕様です。燃料が余ったら燃やし切るのみです。
500cc程度のお湯を沸かすことが目的で、特に火力調整の蓋がなくても困らない方にはぴったりです。
アルコールストーブの上に直接鍋を置くことで、弱火にできるとの情報もあります。
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しかし、水平な場所をキープできる場合に限られるので五徳の使用が無難だと思います。
経験上、アルコールストーブを雑に扱うと痛い目に合います。
みなさん安全確保には十分気をつけてください。
チタン独特の焼け色にグッとくる
チタン製品の特徴とも言える焼け色はなんとも言えない表情で、カッコイイですよね。
出典:maunga
筆者がアルコールストーブを選ぶ理由

レトロな雰囲気が好き
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アルコールストーブの良さはなんと言っても
雰囲気の良さです。
「エッ雰囲気?それだけ?」
という声も聞こえてきそうですが
重量、火力、調理への汎用性など総合的に見てキャンプ用のガスバーナーの方が使い勝手が良いと思います。
もっと言えば、家にあるカセットコンロを持っていって「ガッチャン、ボオオオオオオ」のほうが絶対早いし、ランニングコストも安いでしょうね。
毎日真面目に頑張ってますから、せめて火をつけるくらい遊ばせてつかーさい。
音が静か
同行者がいるキャンプでは、物音に気を使いますよね。
静かな時間帯にガスバーナーの音って意外と大きく聞こえるものです。
夜中や朝早く、周りの人を起こさないようにお湯を沸かしたい人にはアルコールストーブがオススメ!
「おはよー、コーヒー淹れたといたよ!」の一言
そして自己満の笑みをトッピングで完成です。
燃料用アルコールは薬局でも買える
アルコールストーブで一度お湯を沸かすのに必要なアルコールは30〜50cc程度です。
1泊のソロキャンプでは、150cc程度を100均で買ったボトルに入れて持っていきます。
ガスバーナーを使用する場合、残量の少ないガス缶を持っていくのは不安なので、結果的に使い切らないガス缶がいくつも増えていってしまいます。
1、2泊程度のソロキャンプなら必要なアルコール燃料も計算できるので都合がいいんですよね。
連泊の場合も旅先で薬局に立ち寄ることが出来れば、燃料の心配はいりませんね。
とは言いつつも、最もカンタンに手に入るのはカセットコンロ用燃料
日本で最もカンタンに手に入る燃料はカセットコンロ用のガス缶です。
24時間営業のコンビニで買えることも多いですし、多くの家庭に1、2本は常備してあると思います。
カセットコロンのガス缶(CB缶)対応のガスバーナーが一番使いやすいと思います。
OD缶とCB缶に互換性はない
アウトドアショップで売られているガスバーナーのほとんどは、背の低いOD缶専用のバーナーです。
登山等で軽量かつ、寒冷地でも安定して使えるバーナーがほしい方はアウトドアショップで買えるOD缶とそれに対応した専用のガスバーナーを選んだほうが良いと思います。
アルコールストーブを使う時に注意したいポイントはコチラ
取り扱いを誤ると火傷や火災の危険がある
アルコールストーブはシンプルな構造の為、傾けると簡単にアルコールが溢れてしまいます。
燃焼中にアルコールストーブが倒れると一気に燃え広がり、火傷や火事の原因になります。
小さな子供が近くにいる場合は特に注意が必要です。
風防が必要
ガスストーブに比べて風の影響を受けやすいため、風防が必須です。
風が強い状況下では、風防が無いとお湯を沸騰させることが出来ないこともあります。
装備を軽くしたい方には、軽量なチタン製もあります。
本体が熱くなる
燃焼中に本体がかなり熱くなります。
耐熱性のテーブル等の上でないと使えないので注意が必要です。

トランギアには蓋に取っ手がないので要注意
トランギアには消火兼火力調整用の蓋がありますが、素手で触ることが出来ない熱さになります。
蓋を扱うためにラジオペンチを利用している人も多いです。
ペンチがついた便利なレザーマン社製マルチツールはアルコールストーブにぴったりですね。
エスビット社製のアルコールストーブは蓋に取っ手が付いているので、ペンチがなくても素手で扱うことが出来て便利です。
接地面が小さいので不安定
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アルコールストーブに十字の五徳を乗せて、鍋を置くスタイルが最も軽量で簡単な使い方です。
しかし、平らでしっかりした場所でないと不安定になるので注意が必要です。
五徳が必要
基本的にアルコールストーブ単体では、使用できません。
鍋を置く五徳が別に必要になります。
アルコールストーブの五徳は様々な形の物が販売されています。
性能の良い五徳は、上記のデメリットをカバーしてくれます。
軽量、コンパクト、丈夫さなど使用目的に合わせていくつかの五徳を持っている方も少なくありません。
オススメの五徳はファイヤーボックスナノ
展開も早く、使い勝手のいいファイヤーボックスは焚き火台としても使えるので、ソロキャンパーにオススメの道具です。





ファイヤーボックスナノは焚き火台として有名なファイヤーボックスのミニサイズ版です。
ファイヤーボックスの開発者スティーブさんによる解説動画です。
トランギア社のアルコールストーブに合わせて使いやすく工夫されています。
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まとめ
アルコールストーブは雰囲気を最大限楽しみつつ、焚き火のバックアップとしてサブで使うと◎
青い炎を眺めながら静かにお湯が沸くのを楽しめるスローキャンパーにオススメの道具です。
性能、使い勝手を考えたらガスバーナーの圧勝ですが
アルコールストーブの青く揺らめく炎に癒される時間もなかなか良いもんです。